以前から述べている通り、私はEAを複利運用で利用しています。
この例にもれずEGOISTも複利運用で利用していたのですが、成績を振り返っていたところ意外なところが見えてきました。
EGOISTは2015年4月の終わりから導入したEAです。
少しだけどのようなEAかを紹介しておきます。
EGOISTとは?
2015年5月30日現在、FX-ONさんで販売ランキング1位を記録しているEAです。
USD/JPY 5分足を使い、デイトレード型の取引を行います。
本EAは非常に勝率が高く安定した成績を残しています。私の利用は1ヶ月程度しか実績がないのでそれほど参考にならないのですが、フォワードテストでは約10か月の運用を行っており収益率41.2%を誇っている状態です。(2015年5月30日現在)
⇒EGOIST最新のフォワードテストはこちらから確認可能です!


複利で意外な落とし穴って?
以下の取引データを見てもらうとわかると思うので、まずは見てみましょう。
見ての通り取引ロット数が徐々に下がっていっているんですね。
同日のほぼ同時刻のため、1トレードといってもよいと思うのですが、この中で取引ロット数が0.12も違ってきてしまっています。
EGOISTはナンピンロジック(複数のポジションを持つことでポジションの平均単価を下げる手法)を採用しているEAなのですが、これではナンピンが効果的に使われていない状態です。
※ナンピンは平均単価を下げるための手法にも関わらず、あとで追加しているポジションのロット数が低いため、EAの取引ロジックで意図している平均単価まで下がっていないと考えられるためです。
ちなみに、多数のポジションをもつことが多いWhiteBearV3の例を見てみましょう。
ご覧のとおり、ほぼ同一のロット数で取引をしているので特に問題なさそうですね。
まとめ
他のEAの複利運用ではこれほどまでに、取引ロット数が変わってくるようなものはなかったので気にしていなかったのですが、さすがにEGOISTの差は気になってしまいます。
この事象に対する対策は、やはり単利運用に切り替える、ということでしょうかね。
全くにナンピンが効果を出していない、というわけではないのですが効果的とは言えないと思いますので。
また、そもそも複利運用とは資産が増えれば増えるほど取引ロット数も自動で追従してくれるため、雪だるま式に資産を増やしやすい設定ですが、手動で取引ロット数を変えることで疑似的な複利運用も可能です。
そのため、単利運用を行うデメリットは手間だけなんですね。
私は手間を嫌っていましたがこの状況では仕方ないと考えています。
EGOIST導入中の方も導入検討中の方も複利運用を行うと本記事のように徐々に取引ロット数が落ちるという事象が発生することをご理解いただければと思います。
また、本記事で取り扱ったEGOISTの導入検討中の方でしたら、以下の記事で詳細レビューも行っていますので参照ください。当該記事からご購入も可能です。